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【「人生会議」(ACP)をしましょう】

2026.01.09

※ACP:アドバンス・ケア・プランニング

財産のことだけではなく、自分がどう生きたいかという「希望」を伝える

高齢者人口の増加に伴って、認知症高齢者の増加も見込まれる中、誰もが「自分の希望を伝えられない状態になる」可能性があります。

前回の記事で紹介した「家族信託」は、こうした事態に備える方法のひとつですが、これはどちらかといえば、財産管理や相続など「お金に関すること」が主なテーマになります。

もちろんそれは大切なことではあるのですが、その前に「自分がどう生きたいか」という価値観について、家族など大切な人と共有することが必要です。

そもそも、相続や葬儀などの希望を話し合うためには、自分の価値観を共有できるような家族との関係づくりが欠かせません。そのための方法として「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」があります。

人生会議とは?

「人生会議」は、2018年からアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称として、国が普及を進めている取り組みです。日頃から周囲の信頼する人たちと話し合って、価値観や考え方、希望を知ってもらうことで、自ら意思を伝えられないような状況になっても、周囲の人が「あの人なら、こうするだろう」と、その人らしい支援を行うことができるようになることを目指します。気持ちは変化することがありますので、この人生会議は、いつでも何度でも繰り返し行うことが勧められています。

自分で決める人生ガイド

福岡市では、人生100年時代の到来を見据え、誰もが心身ともに健康で自分らしく活躍できる社会を目指す『福岡100』を進めています。その中のひとつに「自分で決める人生ガイド」があります。このパンフレットには、さまざまなライフステージにおいて予想される生活や心身の変化などに関する情報がまとまっており、人生会議の最初のステップとなる「あなたが大切にしていることは何か」を考えるうえでもきっと役立ちます。

親から子へ、子から親へ話をしましょう

このほかにも、エンディングノートも自分の希望をまとめるのに役立ちますし、専門職の人に相談してみるのもいいでしょう。大切なことは、まとめて満足するのではなく、想いを「共有する」ことです。親から子へ、子から親へ、話をしましょう。

取り組みたいこと・決めておくとよいこと

STEP1:生活環境の変化に備えて心と身体の健康を心がける

  • 定期的に健康診断を受けて、体調の変化を把握する
  • 健康づくりや病気の予防のために運動をする
  • 新しい学び・楽しめる趣味や活動をもつ
  • 仕事や家族以外にも気軽に交流できる人・社会とのつながりをもつ

STEP2:体調の変化や突然の入院に備える

  • かかりつけの医師や病院、薬局をもつ
  • 入退院時に支援してくれる人をつくっておく
  • 病名の告知や延命治療についての希望をあらかじめ意思表示しておく
  • 意思の疎通が難しくなった時に連絡を取ってほしい人を決めておく

STEP3:介護が必要になっても自分らしく暮らす

  • 生活のサポート(金銭管理など)や介護をお願いしたい人を決めておく
  • 介護について相談先を調べておく
  • 生活したい場所・介護をしてほしい場所を決めておく
  • 介護や病気の治療にかかるお金や保険を見直しておく

STEP4:すべての人にやってくる人生の最期を考える

  • これからの人生で大事にしたいことなどをエンディングノートに書いておく
  • ひとり暮らしが難しくなった時の住まいを決めておく
  • 意思決定が難しくなった時にどうするかを考えておく
  • 最期の過ごし方の希望を周囲の人に伝えておく

資料

【 監修・協力 】

福岡市福祉局生活福祉部 地域包括ケア推進課

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