おすすめのトレーニング方法を紹介します。
特別な道具を必要としませんので、すぐにはじめることができます。
「抗重力筋」は、重力に対して姿勢を保持するのに使われる筋肉のことで、日常生活の動作において重要な筋肉です。若いときには意識することはほぼありませんが、フレイル予防にはこの「抗重力筋」を鍛えることを意識します。
腹筋背中お尻太もも
10~20回を1セットとして、自分のペースで毎日数セット行いましょう。
できるだけ、つま先よりも膝が前に出ないように注意しましょう。不安定な方は、椅子を前に置いて、背もたれを持って行いましょう。
背中お尻太もも
左右それぞれ10~20回ずつを1セットとして、毎日数セット行いましょう。
できるだけ、つま先の方向へ膝を曲げるようにして、膝が内や外に行かないように注意しましょう。
ふくらはぎ
両側同時に10~20回、ゆっくりと上がる所まで上げて、ゆっくり下ろします。
足の外側(足の小指側)に体重が乗るように意識しましょう。また、両手に荷物を持って行うことで、負荷を調整できます。
腹筋背中お尻
歳とともに、椅子から立ち上がることもだんだんと負担になります。立ち上がりに必要な動作を繰り返して体幹を強化しましょう。ゆっくりと10~20回ほど行います。
テレビを見ながらでも気軽にできる、足裏の筋力トレーニングです。バランスを崩しても踏ん張ることができるようになります。
タオルを絞るだけのトレーニングです。握力が弱ると、ペットボトルや瓶のふたを開けるのが難しくなるなど、日常生活に支障がでてきます。10~20回を1セットとして数セット、無理のない範囲で行いましょう。
福岡市では「みんなでよかトレ」と題して、健康維持に役立つトレーニング方法を動画等で紹介しています。ホームページを検索をしてみてください。
みんなでよかトレ
https://ssl.city.fukuoka.lg.jp/yokatore/
最近では、国もフレイル予防を掲げ、「通いの場」をつくることを推進しています。お住まいの地域でも健康のための教室が開かれていることが多いでしょう。経験的には、男性の方はこうした集まりにはなかなか参加しづらいようです。
しかし、フレイルは身体的なものだけではありません。最初は、今回ご紹介したようなトレーニングに自宅で取り組んでいただき、ゆくゆくは地域の教室等に参加して、楽しく健康維持に取り組んでいただきたいと思います。