家事代行サービスが実際にどのように使われているか、いくつかご紹介します。「こういうこともできる」と知っておくと、選択肢が増え、役に立つことがあるでしょう
共働きなので、親の通院への付き添いのための時間を確保できない事がある。代わりに行って欲しい
「病院への付き添いなどちょっとした用事」では、家族の都合が合えば良いのですが、毎回は難しいこともあります。そんな時に家事代行サービスが利用できます。スポットでの依頼も可能ですし、週に2回などの定期利用もできます。
付き添いのために遅れて出社したり、仕事を早く切り上げたりといった時間の調整に苦労していたので、気持ちが楽になりました。
訪問介護のヘルパーさんだけではできないところがあるので補ってもらいたい
介護保険の適用にならない大掃除や遠方への買い出しなどを、週に1回だけ依頼し介護保険を補うような使い方ができます。
気になっていた排水口の掃除や、少し遠いところにあるスーパーや量販店への買い物といった細かな希望にも対応してくれるので助かっています。
父が亡くなり、遠方でひとり暮らしをしている母に認知症がではじめている。安否確認と家事の手伝いをお願いしたい
独居する親が遠方で暮らしているケースでは、家族が気軽に手助けに行けません。このため、安否確認を兼ねた家事手伝いの依頼をいただくことが増えてきています。週に1回程度から、毎日、朝と夕に訪問するなど、幅広い対応ができます。遠方の家族への報告も行います。
きちんとご飯を食べているか、転倒したりしていないか不安でしたが、定期的な報告もあり、安心です。
入退院のお手伝いをしてもらえないか
入院する際の手伝いができないかという相談は、ひとり暮らしの高齢者本人のほか、病院の地域連携室からも問い合わせが増えています。
急な入院となり、一人で不安でしたが必要な荷物の運び込みなどに付き添ってもらい、入院中になにかとお願いできるので心強かったです。
困りごとは人それぞれ異なりますが、超高齢化がすすむなかでは、暮らしの手助けが必要になる機会はどんどん増え、そのすべてを介護保険等の公的扶助で賄うことは難しい状況です。だからこそ、家事代行サービス等のさまざまな選択肢を考えておくことは、暮らしをつなぐうえで本当に大切なことだと思います。
近年では数多くの家事代行サービス会社がありますが、お試しのサービスを提供していることも多いので、自分に合うサービスを探してみてはいかがでしょうか?